夢枕獏
『新・餓狼伝 巻ノ五 魔拳降臨編』 を読んでショックだった。この巻をもって、 リアル格闘小説『餓狼伝』は終わった。『餓狼伝』のような 出来るだけリアルに留まろうとする格闘小説は、 多分世界にこれだけだろう。 それが夢枕獏ファンの誇りだった。それが…
螺旋は夢枕獏さんが初期の頃から取り扱ってきたテーマ。それが物語の中心テーマとして描かれたのが、 『月に呼ばれて海より如来る』(1988)、 『上弦の月を喰べる獅子』(1989)、 『混沌の城』(1991) の3作。 そして、天野喜孝さんとの詩画集『螺旋…