ロバート・ハリス『エグザイルス』
この本を一言で言うなら、「とてつもない強運の持ち主の半生」。
若者はこの本に影響されてはいけない!
私はこの本を読んで、ただただドラッグの怖さを思い知らされた。
彼は、若い頃に悩まされた自己嫌悪、精神の不安定の原因が、ドラッグのやり過ぎだということに言及してない。
それとも、ドラッグのやり過ぎは関係ないと思ってるのか?
何種類ものドラッグ。
アッパーの後にダウナー。
こんなやり方してたら、神経伝達物質のバランスが壊れるのは当たり前だ!
ウィリアム・バロウズ、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、エリック・クラプトン、そしてレイ・チャールズのように、ドラッグを大量に摂取しながらも、長生きした人たちの存在は、ドラッグのハードルを低くしてしまった。
ジョンは殺されなければ、ジョージほどは長生きしたはずだ。
ジャンキーにしろ、ヘビースモーカーにしろ、アル中にしろ、長生きする人間はいる。
だけど、大多数は長生きできない!
JimiやJanisのように。
著者は、この本を出した後、ドラッグの危険性について言及してるのだろうか?