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TAKESHI'S

昔のblogのarticle(Nov/2005)のrepost.

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2005-11/29 AMCイクスピアリ16

北野映画入門と言える作品.

構成もソツがなく、この手の映画のお手本ともいえるような映画.

まったく退屈することなく観ることができた.

でも、事前に「難解」という情報が飛び交ったためか、17時50分スタートの映画の割に観客が20人もいなかった.

この映画ではこれでもかというくらい、銃撃シーンが繰り返される。
そして自分のバイク事故を元にしていると思われるタクシーのシーンなどを見ると、凄まじいものを感じてしまう。

映画を観てから 1日経って気づいたのだけど、この映画は"ソナチネ"にとてもよく似ている。

拳銃での命のやりとりの間に、不思議なテンションで描かれる日常。
そして日常の中に現れる死への強迫観念。

うまく表現できないけど、そういったものが"ソナチネ"と似ている。

北野映画の中で"ソナチネ"が一番魅力的なのは、たけしの自身の心理が一番描かれているからなのかもしれない。

ところで、この作品は ベネチア映画際では観客の反応があまり良くなかったと聞く。
ゴダール作品などでヨーロッパの人達はこの手の映画に慣れてると思うんだけど。
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