「螺旋」の物語師、夢枕獏
螺旋は夢枕獏さんが初期の頃から取り扱ってきたテーマ。
それが物語の中心テーマとして描かれたのが、
『月に呼ばれて海より如来る』(1988)、
『上弦の月を喰べる獅子』(1989)、
『混沌の城』(1991)
の3作。
そして、天野喜孝さんとの詩画集『螺旋王』(1992)で一区切りついたという感じか。
『月に呼ばれて海より如来る』も『混沌の城』も続きを読みたいけど、書くつもりはなさそう。
特に『月に呼ばれて海より如来る』は、続きが『混沌の城』ということになってるので、続きが出ることは絶望的。
他の作家が、2作の間を埋める物語や『混沌の城』の続きを書いてくれないかな。
獏ちゃんからの許可は得やすいと思うけど。