それがそこにあるから
昔のblogのarticle(2005-2/14)のrepost.
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Title: それがそこにあるから
この本には、確かに「生きる」ということがある.
精神的・肉体的に限界に近かった先週、仕事に行くことができたのは、間違いなくこの本のおかげだ.
朝の電車の中で気持ちをささえてくれ、夜の電車の中で疲れきった体に精気を補充してくれた.
仕事の悩みから人生について思い悩み、この物語を読みたくなった.
そしてこの物語はまさに何かを私に注いでくれた.
何かを問うている時に人はこの物語を読むのかもしれない.
この物語を読む誰もが深町となり、そして羽生に自分を重ねる.
そして遥かなる頂に、自分の中の何かを視たはずだ.
ずっとこの物語を読んでいたい。まだ読み終りたくないよお.
きっと獏ちゃんもこの物語を描きながら、いつまでも描き続けたいと思ったはずだ.
20年近く獏ちゃんの物語を好きだ好きだと言い続けてきたけど、獏ちゃんの思いとここまで重なりあったのって初めてかも.
さあ、次は下巻。下巻ではエベレストへの登山のシーンがねちねちと描かれていく.
早く結末を読みたい気持ちと、まだ読み続けてたい思い.
この思いは、今週中には終ってしまう.
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